マルプーのトリミング料金が料金表にない理由。ミックス犬は個別見積りが基本
マルプーのトリミング料金を調べても、はっきりした金額がなかなか出てきません。理由は単純で、多くのサロンの料金表にマルプーが載っていないからです。
ペットショップCoo&RIKUの公式料金表には犬種ごとの価格が細かく並びますが、ミックス犬の欄はありません。掲載のない犬(ハーフを含む)は、体重などを目安に料金を決めると明記されています。イオンペットのペテモ船橋店の料金ページも同様です。犬種別のコース料金表はなく、MIXなど記載のない犬種や料金・サービスはスタッフへの問い合わせが窓口とされています(料金・運用は店舗により異なる場合があります)。価格はいずれも2026年7月12日時点の確認値です。
つまりマルプーの正確な料金は、体重と毛量を見たうえでの個別見積りでしか出ません。専門メディアのココグルメも、値段が表示されていないサロンは少なくないとして、事前の問い合わせをすすめます。
背景には毛質の個体差があります。専門メディアのいぬまめナビによると、マルプーの毛はマルチーズ寄りの直毛(ストレート)、プードル寄りの巻き毛(カーリー)、中間のウェーブの3タイプに分かれます。同じ体重でも毛質次第で手間は変わり、料金も「うちの子次第」で動くわけです。
マルプーのトリミング料金の相場。両親犬種の公表料金から目安をつくる
とはいえ、目安がないと予算は立てられません。マルプーは両親犬種の中間的な存在なので、マルチーズとトイプードルの公表料金で挟むと現実的な帯が見えます。
Coo&RIKUの会員価格(税込)では、マルチーズがシャンプー3,300円・カット5,500円。トイプードルはシャンプー3,850円・カット6,050円(一部店舗は7,150円)です。両者で挟むと、マルプーのカットはおおよそ5,500〜7,150円が出発点になります。
各店の公表・掲載料金の比較(2026年7月12日確認)。コジマの「カット」欄はシャンプー&カットのセット価格、Coo&RIKUとALLONEはカット単体の価格です。
| Coo&RIKU 会員価格 | コジマ西新宿店 | ALLONE(八王子) | |
|---|---|---|---|
| トイプードルのカット | 6,050〜7,150円 | 8,910円(セット) | 8,580円〜 |
| マルチーズのカット | 5,500円 | 7,590円(セット) | 7,660円〜 |
| トイプードルのシャンプー | 3,850円 | 6,380円 | 6,600円〜 |
| マルチーズのシャンプー | 3,300円 | 5,060円 | 5,940円〜 |
専門メディアのみんなのブリーダーも、カットの目安をマルチーズのグループで6,000〜8,000円、トイプードルのグループで7,000〜9,000円と示しており、この帯と重なります。まとめると、全国チェーンの会員価格なら5,500〜7,150円、都市部の店舗や動物病院併設サロンでは8,000円台後半までが現実的な幅です。
トリミング料金の地域差・店舗差。同じチェーン内でも1,100円違う
料金の地域差は、同じチェーンの中でも確認できます。Coo&RIKUの料金表は全国標準の表と一部店舗向けの表の2本立てで、トイプードルのカット会員価格は6,050円と7,150円。同じチェーンなのに、店舗グループで1,100円の差があります。一部店舗には東京・神奈川・大阪など12都府県の店が含まれます。
都心の店舗はさらに上の水準です。ALLONE(八王子)のトイプードルのカット単体価格は8,580円〜で、Coo&RIKUのカット単体価格(6,050〜7,150円)と比べても高めです。コジマ西新宿店はカット単体の掲載がなくシャンプー&カットのセット価格8,910円のみのため単体価格同士でそのまま比べることはできませんが、セット価格としても高水準であることがうかがえます。「全国平均いくら」という数字をあてにするより、通える範囲の2〜3店に見積りを取るほうが、予算はずっと正確になります。
マルプーのトリミング頻度は月1回が目安。カットの長さで調整できる
トリマーが執筆した専門メディアの解説では、マルプーのトリミングは月に一度が目安です。みんなのブリーダーも月1回程度を理想としつつ、短めのカットなら1カ月半〜2カ月程度まで延ばせるとしています。
仙台のトリミングサロンONELUKEのコラムも、長毛・巻き毛の犬種には4〜8週間ごとの定期トリミングと、毎日〜2日に1回のブラッシングをすすめます。周期を延ばすほど1回あたりの出費は減りますが、毛玉のリスクは上がります。巻き毛が強い子ほど、間隔は短めに考えるのが安全です。
マルプーのトリミング年間費用。通い方別に3パターンで試算
頻度と単価がそろえば、年間費用を計算できます。Coo&RIKUの会員価格(カット5,500〜7,150円、シャンプー3,300〜3,850円)をもとに、編集部が通い方別に試算しました。
都市部の店舗なら水準が上がります。コジマ西新宿店のシャンプー&カット価格(8,910円)で毎月通えば年間106,920円です。専門メディアのいぬまめナビには、年間84,000〜144,000円程度という試算もあり、余裕を見るなら月1万円前後の予算感です。
節約したいときは、単価の安い店を探すより通い方を変えるほうが効きます。カット月とシャンプー月を交互にするだけで、毎月カットより年間1万円以上下がる計算です。ただし、この差は毛玉の追加料金が積み重なると簡単に消えます。
マルプーの毛玉追加料金の仕組み。定額型と時間制の2方式がある
毛玉やもつれがあると、基本料金に追加料金が乗ります。公表例を見ると、方式は大きく2つです。
「550円なら安い」と感じるかもしれませんが、どちらの方式も上限が書かれていません。毛玉が広範囲に及べば、その分だけ金額は膨らみます。
さらに、地肌に貼り付いたフェルト状の重度の毛玉になると、ほぐす選択肢自体がなくなります。ONELUKEのコラムでは、この状態ではバリカンで全身を短くする「リセットトリミング」が選ばれると説明されています。ふわふわのスタイルをしばらく諦めることになり、追加料金より痛い結果です。
注意イオンペットの公式コラムは、毛玉を放置すると汚れがたまり、炎症や皮膚病の原因になると注意しています。皮膚が引っ張られて痛みが出ることもあるため、毛玉の下に赤みやただれを見つけたら、サロンより先に動物病院へ相談してください。
毛玉追加料金を避けるコツ。自宅ケアの5分と予約時のひと言
毛玉の追加料金は、日々の数分でほぼ防げる出費です。トリマー監修の情報とサロンの発信から、実行しやすい順に並べます。
- 01できやすい部位を毎日さっと確認する
耳周り・首周り・脇の下・おなか・足の内側・お尻周り・しっぽ。トリマー監修の解説が挙げる7か所です。こすれる場所にできる、と覚えれば忘れません。
- 02ブラッシングは毛玉が小さいうちに
巻き毛・長毛の犬は毎日〜2日に1回が目安で、サロンのコラムも同じ考え方を示します。ブラシの選び方は別記事「マルプーのブラシおすすめ」で詳しく解説しています。
- 03スプレーは20〜30cm離して使う
ブラッシングスプレーは、離した位置から被毛に吹きかけてからとかします。皮膚に直接かけないのが基本です。
- 04シャンプー後はしっかり乾かす
残った水分は毛玉の主な原因のひとつ。自宅でシャンプーした日ほど、乾燥に時間をかけてください。
- 05予約時に毛玉の状態を正直に伝える
状態を隠しても当日には分かります。先に伝えて概算を聞いておけば、お迎え時の会計で驚くことがなくなります。
トリミング代そのものは削りにくい固定費です。それでも毛玉の追加分だけは、自宅の5分の習慣でしっかりコントロールできます。毛玉予防の基本工程(ほぐす→取り残しを確認する→滑らかにする)に沿って選んだ道具を、下の商品欄に3点だけまとめました。
